両親の出身は農村。峠を挟んだ隣の部落でした。昔は 〇〇郡△△字◇◇ でしたが、今は〇〇市△△町◇◇ になって田んぼの真ん中にコンビニもありますが、基本的に田舎です。
ふと遥か昔に亡くなった祖父の言葉を思い出しました。
「徒然(とぜん)だ」(徒然しているだったかな?)
そう「徒然(つれづれ)草」の「徒然」です。
暇だ、とか、所在無い、とか、そういう意味に使っていたような記憶があります。
田舎では、そういう昔の言葉が使われていましたっけ。
本家の母の従妹は、未だに混じりっ気のない、ネイティブ(笑)の方言を話す人で、冠婚葬祭等で会うと、趣のある昔の言葉を聴く事ができます。
他には
「かばねやみ」
漢字だと「屍病み?」 屍(かばね)は”しかばね”の事ですが、骨の事で、要するに 骨惜しみをする→怠け者 という意味です。今も(私も周囲も)使います。
「うざにはく」
これは現役時代、ある老婦人の、『過酷な人生だった』と話す中に出て来た言葉でしたが、何の事か分からず、方言に詳しい同僚に教えてもらいました。
うざに:田下駄の事
農作業で使うものだそうで、泥濘の田んぼを田下駄を履いて作業するのはとても重労働だったことから、「とても大変な思いをする、とても辛い思いをする」という意味で使うそうです。
他にも色々ありますが、こういう昔の言葉が消えていくのは寂しい気がします。
(母の話の中に時々昔の酷い差別用語が出てくる事があるのは、どうしたものかと思いますが・・)
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