ケツァールの時々日記

米寿の母が胃癌になった!治った!の話から始めましょう

胃癌 その2 (胃癌発見初日)

検査前日私が退院。術後1年のフォロー検査入院で、トラブル無く予定通り3泊4日で退院した。遠方在住の姉も私の入院中母の世話(といってもADLは自立しているので見守りや家事の為)と私の検査の立ち合いで滞在していたが、自身の仕事もあり、私の退院日に帰宅していた。

前日は夕食の後絶食で当日は水分も不可。空腹時の胃痛は3日前の内科受診時薬を処方されており軽減していたので、大丈夫だったようだ。

先に腹部超音波検査を受け次に内視鏡検査へ。

私は最近は毎年胃の検査は内視鏡だったので慣れているが、母は初めての内視鏡検査である。その時は深刻な事態とは思っていないので、喉を麻痺させる薬を口に含んでいて下さいと言われ時間を計りながら、88歳にして初体験だねなどど軽口を言い合っていた。

検査室に入ってしばらくすると、家族の方お入りください。と呼ばれた。

え?この展開はなんなんだ。と思いつつ入室。

検査担当医師に画像を見せられた。

そこには月のクレーターのような物が映っていて、母と2人呆然。

医師 組織を採って検査に回しますね

私  このあと内科で診察があります 

医師 ではそこで話を聞いて下さい

待合室で内科の診察を待った。

内科の診察

医師 (画像を見ながら)手術に向け今日からできる検査を入れましょう

私  癌ということですか?

医師 その可能性が高いです

私  どれ位の期間でこうなったのでしょうか?

医師 3~4年かな?悪い所を取れば大丈夫治りますよ

検査予定を次々入れ、すべての検査終了後の診察予約を入れ診察は終了。

その日は、その後採血、心電図、胸腹部レントゲン、肺活量測定、凝固時間を見るための検査等をして、大腸の内視鏡検査の説明を受けた。また、胃の組織を採っているので、食事の注意や胃壁を保護する緑色の液体の薬や胃の薬2種の処方を受けた。もうお昼だったので、近くの和食ファミリーレストランで母はお粥定食、私も何か定食を頼み、私に付いていた茶碗蒸しをあげた。

姉、弟夫婦にメール。

母はかなりショックを受けたらしく、何も自覚症状がなかった(胃痛はあったが‥)、快食・快便だった、痩せることもなく元気だった、なのに何で???と繰り返していた。私も同居家族として思い当たることがなかったのかずいぶん考えた。そういえば‥などどいう事は?‥なかった。

それまで週1の服薬(胃痛が出てから休止していたが)は自己管理だったのに、ショックからか心ここにあらずといった感じで、服薬管理ができなくなった。これには私がショック。このまま認知症となってしまうのではと、不安になった。