ケツァールの時々日記

米寿の母が胃癌になった!治った!の話から始めましょう

胃癌 その6 入院

入院 胃癌発見16日目

当日朝入浴して荷物をまとめ病院へ。

受付して外科の前で待っていると病棟の看護師さんが迎えに来て病棟へ。

主治医から手術の説明。

胃の出口側幽門部にボールマンⅡ型の腫瘍あり。癌細胞が検出されている。周囲に転移なくステージⅠ~Ⅱの胃癌である。全身麻酔、硬膜外麻酔により、胃の1/2程度を切除し周囲のリンパ節を郭清した後残った胃と一二指腸を吻合する。

色々書類を書き、看護師さんから説明を受け、着替えたりしているうちに昼食が出た。そこで私は一旦帰宅。

夕食後また病院に、就寝前の確認をしに行った。大丈夫そうだった。

入院2日目 胃癌発見17日目

日曜日なので何もない日。朝メールでやり取り。入院時に、会話をしなければベッドで携帯電話の使用OKと確認していた。高齢の母だが携帯電話を持ち、メールもする。大笑いするメールが来る事もあるが、ほぼ用は足りる。父が倒れた13年位前に.、母、私を含めた子供3人がお互い連絡を取れるようにと持つようになった。姉弟はとっくに持っていたが、私はその頃ようやく持つようになったのだった。無事1晩目を過ごしたようだった。心配は夜杖でよろよろトイレに行って転倒する事。大丈夫でほっとした。

昼頃一度顔を見に行った。散歩代わりに廊下を歩いていたとか。

また夕方来るねと帰ったら間もなく呼び出しのメール。入浴の指示が出たけどひとりじゃ心細いから来て欲しいとの事だった。看護師さんとどういうやり取りがあったか知らないが、自分で看護師さんに手伝ってと言えない人である。丁度姉が到着したところだったので一緒に行った。見守りで母はシャワー浴をした。母のような年齢になるとどうすればお湯が出るとか、自分で何とかする、というのは難しいらしい。そのうち弟も到着。手術前日の夕方に早くも下剤が出された。手術前最後の食事を、すでに下剤を飲んだ状態で食べる事になるのは、気の毒だった。就寝前にもさらに下剤(だったかな?ここは記録がちょっと曖昧)。夜トイレが忙しくなるのでその晩はベッドサイドにポータブルトイレを用意された。

子供3人(といっても全員還暦を過ぎたジジババ)世帯主のいない自宅に帰った。主のいない家に子供が全員いる、というのは初めてで、不思議な感じがした。いずれはこういう日が来るのだろうが‥