ケツァールの時々日記

米寿の母が胃癌になった!治った!の話から始めましょう

山歩き遠征 立山雄山へ

ツアーで1泊2日の山旅へ。

以前、雪の大谷、室堂、黒部ダムの観光旅行をした事があって、いつか立山にも登りたいなと思っていた。

今年は山登りに挑戦する年と決めたので、かなりの出費も覚悟の上(笑)。

室堂の山小屋から 夕食後外に出たら稜線が見えた。眼下には色とりどりのテント。

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立山雄山3003mのピークハント。山小屋から標高差約630mだが、空気が薄いのでいつもより息が切れる感じだった。後半は岩をよじ登るのでそれなりにきつい。でも地元の小学生が夏の集団登山で登っていた。添乗員曰く、夏休みに入り、例年梅雨明け最初の週末であるこの週末は山が一番混むのだそうだ。確かに登山道が渋滞して、時間がかかった。

一の越山荘(中腹の山小屋)から室堂を見る。

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 山頂雄山神社(3003m)はガスの中 足がすくむ感じだった。周りが見えなくて良かったかもしれない。

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ヨツバシオガマ

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チングルマの綿毛

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雷鳥に会いたかったのだが、私の前には表れてくれなかった。他の人は会えたそうで、写真を送信してもらった。それだけでも嬉しい。

 

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母の事 

母の事を書いていて思い出した。

母方の祖母は、過干渉、過保護で、宿題の日記の文章まで「こうこう書きなさい」と指示するような親だったそうだ。母の結婚後もあれこれ指示して管理的だったそうだ。

頼りになる祖母だったが、一族に君臨していた。

初めての孫だった姉をとてもかわいがったが、やはり同じように過干渉だったそうだ。姉が出産の為里帰りしていた時、丁度祖母が滞在していて、新生児の扱いに干渉するので、姉はそれでなくても神経質になっているのに、更にピリピリして家族は大変だった。母は母で板挟みになって大変だったようで、珍しく体調を崩した。

そういう祖母に育てられたので、母は、子供を過保護にしない、過干渉に育てない、と決めていたそうだ。なので母の子育てはとてもそっけなかった。母なりに可愛がってくれたそうだが、子供から見ると、可愛がられた実感がない。姉は第一子なので可愛がったと思うが、姉もあまり実感はないみたい。例外は弟、ひとり息子は可愛くて可愛くてといった感じだった。大人になっても、60過ぎのじいさんになっても変わらないみたい。娘二人とはっきり差別していた。息子が可愛いと公言してはばからない(笑)。

 

そっけない子育てのエピソードをひとつ

姉が子供の時、雨が降りそうだったので、姉が母に聞いた。

「長靴を履いて行った方がいい?」

「じゃああんたは、お母さんが片方運動靴、片方長靴を履いて行きなさいと言ったら、その通りにするの?」

「・・・」

母は自分で考えて行動してほしいという思いだったのだろうが、自分の親が

一挙手一投足指示をするのに辟易していたとはいえ、よく言うよなあと思う。

何かの折りに話題に上るエピソードである。

 

今の母は

「今日の天気は?晴?雨?気温は?」

「今庭に出たら蚊に刺されるかなあ?」

「今から散歩に行ったら、雨は大丈夫かな?暑いかな?」

私の返事?

ご想像にお任せします(笑)

 

庭のマツバボタン   これもこぼれ種で毎年あちこちに咲く

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察して動くのは良い事? 母の事

父が倒れたのをきっかけに、介護を手伝う為に同居したのが、13年前、実の親子でも途中同居はそれなりに大変だ。

母は、農家の3人姉妹の長女で婿取りだった。父は農家の次三男、婿になった。でも親族の詰めが甘く(笑)、父は転勤族だった! 両親は農家を継げず、結果叔母が婿取りをして農家を継いだ。

母は、「お嫁さん」をしていないので、お山の大将で、少々尊大(失礼<(_ _)>)。下手に出たり、人に物を頼むのが苦手だ。

最初は、あれこれ指図されないのが楽だった。どこかに出掛けるのも自分からは要求しない。こちらがセッティングしてどこかに出掛けると、

「良かった、良かった。美味しかった。楽しかった。」とエンドレスに話している。

以前弟の単身赴任先に旅行を兼ねて泊まった時は、ただのマンションのお風呂なのに、

「ああ、良いお風呂だった」

と何度も繰り返し、弟共々、さもない事に大喜びする母を見てそのポジティブさに感心した。

 色々してあげると、大喜びしてくれる。

ただ自分から要求しないという事は、色々察して動かなければならないという事でもある。

察して、先回りして動く癖がついてしまった。

 

母が給湯スイッチの方向を見ると、

「お風呂入れるよ。お湯溜めたよ。」

ガスコンロの方向を見ると

「お湯を沸かすの?」

時計を見ると

「夕飯?もうすぐ準備できるよ」

こう書くと、かいがいしく世話をする孝行娘?(笑)

 

ある時、姉に言われた。

「あんたが居ないとお母さんしっかりしているよ。あんたが居ると依存的になるみたい」

それで、視線や、雰囲気で察して動く事を止めた時期がある。

母に頼まれてから動いたり、言葉で確認してから動いたり。

そうしたら、ぎくしゃくして殺伐とした雰囲気になったので、止めた。

たまに来る人はともかく、毎日顔を合わせている者同士、ぎくしゃくはいや。

 何か手を付けて、放置してあるのは日常茶飯事。しばらく我慢するが、本人も忘れてしまうので、黙って片付ける。本人に確認する事もあるが、大抵機嫌を悪くする。

母にどう接するのが良いのか、悩む。

 

庭のヒオウギ

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念願の至仏山へ! その3 エピローグ

3~4年前までは誘われなければ山に行かなかった。というか行けなかった。初めての山にひとりで行くなんてとんでもない話だった。

ひとりで行けるのは、地元の市民の山と、先日ツアーで行った山の一部だけだった。

長年の山の師匠が、あまりきつい山には行けなくなり、他の山友さん(元同僚)は元々ハイキングレベルだし、挑戦したい山にはツアーに参加するようになった。でも、ツアーだと、自分のペースで歩けないし、お花も楽しめない。遅れて他の人に迷惑をかけるのが怖くて、なかなかレベルの高い山のツアーに参加できなかった。そしてツアーに参加すると、緊張して歩くので、必ずこける(笑)。ある時など、ぬかるみに頭から突っ込んで、泥だらけになり、他の参加者に同情の目で見られ情けなかった。このジレンマから抜けるには、力をつけるしかない。

そうこうしているうちに2年前、ネットで、山歩きの情報を得られるサイトを見つけた。ルートのログをとれるアプリも見つけた。タブレットでルートをたどれば、初めての山でも、ひとりで歩ける。健康上の問題も差し当たりなくなった。これで近場の山をどんどん歩いて、力を着け、目標の山に登ろう!

私の新しい山登りスタイルのスタートだった。

いくつか目標を掲げ、この2年間でいくつかを達成した。

そのひとつが、

早池峰山のハヤチネウスユキソウを見る

これは、去年の7月に達成した。

その他のひとつが

至仏山頂上から尾瀬ヶ原を眺める

だった。

達成したいくつか、まだ達成していないいくつかの報告はそのうちに。

 

くどい話におつきあいいただきありがとうございました。

 ミヤマダイモンジソウ(至仏山

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念願の至仏山へ! その2 本編

尾瀬に行った事のある人以外は何の事?という内容です。ご容赦下さい。

お花が綺麗な時期で、夏休み前の平日の天気の良い日を狙って、”天気とくらす”というサイトを毎日チェック。自分の予定とも突き合わせて、この日に決定。だから決めたのは7/14だった。

新宿と鳩待峠間の往復バスのツアーを利用した。単なる高速バスだと、戸倉と鳩待峠間のシャトルバスのチケットを自分で買わなければならないし、時間も読めないので、こういうバスだけのツアーは楽。値段も少し安かった。オプションで弁当も頼んだ。これも楽だった。

ほぼ満席の大型バスだった。新宿22:20発鳩待峠5:30着。それなりに寝られるものだ。14:40の集合時間と場所を念押しされ解散。

鳩待峠から直接至仏山に登ると、尾瀬ヶ原の山の鼻からの道は登り専用となっているから、同じ道を下らなければならない。約600mの標高差、距離約9Kmで、約9時間は、いくら花を楽しみながらのんびり歩くとしても、時間が余り過ぎる。

尾瀬ヶ原の山の鼻経由だと、一旦標高差約200mを下ってから、約800mの急登が待っている。でも天気が良いと、尾瀬ヶ原の絶景を楽しみながらの登りとなる。でももしばてて14:40の集合時間に間に合わなかったら?

鳩待峠に着いた時の体調と天気で最終判断をしようと考えた。

結果、体調、天気共上々だったので、山の鼻経由に決定!

山の鼻まで約1時間歩き朝食とトイレを済ませ、いざ至仏山(右)へ!約40年前と同じアングルだった。

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ニッコウキスゲはチラホラだけ

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これから行く道を見上げる

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来た道を振り返る。尾瀬ヶ原の絶景!正面奥は燧ケ岳。

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タテヤマリンドウ

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イブキジャコウソウ

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タカネシオガマ

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ホソバヒナウスユキソウ

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頂上からの尾瀬ヶ原の絶景

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下山途中至仏山頂上を振り返る。人がたくさん。平日でもこの人数。

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これから行く小至仏山

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燧ケ岳の全貌が見えた。神々しい!残念ながら私のレベルでは無理な山。

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無事鳩待峠に到着!

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1時間半位の余裕があった。良かった良かった!

名物?花豆ソフトを食べ、タブレットでお気に入り韓国ドラマOSTを聴きながら、写真の整理と、人物観察。

皆さん次々シャトルバスで戸倉へ下りて行く。同じバスらしい人がのんびりと時間をつぶしていた。

集合時間に遅れた人が何人かいて、少し待たされたが、ほぼ時間通りに戸倉で大型バスに乗り換え出発できた。19:30新宿着。不要な荷物をコインロッカーに入れていたのでそれを取り、丁度乗れた新幹線自由席で帰途へ。最終バスに間に合ったので、タクシーに乗らず済んだ(笑)。シャワーを浴びて、洗濯をして、寝たのは午前2時近かった。

距離約11km、標高差約800m、標準タイムの1~2割増しのコースタイムだった。登りはやはりきつかったが、尾瀬ヶ原の絶景が励ましてくれたし、何と言ってもお花のすばらしさが疲れを癒してくれた。

充実感、達成感満杯、綺麗なお花をた~くさん見る事ができた満足感満杯の山旅だった。

 長文にお付き合いいただきありがとうございました。

エピローグにつづく(笑)

 

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念願の至仏山へ! その1 プロローグ

20代後半の5月、関東在住の頃、職場の同僚に誘われて総勢12人で登ったのが至仏山

神田で道具をそろえ、初めて登山らしい登山をした、記念すべき登山デビューの山である。

初心者を至仏山に連れて行くというのは、今考えると無謀のように思うが、殆どが山のベテランだったから、可能だったのだろう。

やはり夜行バスで鳩待峠に行き、そこから至仏山へ登り山の鼻に下った。残雪期だったので、下りは殆ど尻セードだった。(当時は頂上から山の鼻へ下る事ができた?入山規制もなかった?)歩いて下ったら、ばてて皆に迷惑をかけたかもしれない。リーダーはその辺も読んでいたのかも。

雪の中登る。ニッカズボンにキスリングザック(笑) 私は‥‥左から2番目。

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頂上から眺めた尾瀬ヶ原の絶景が忘れられなかった。雪の中の同僚達。

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今回と同じアングルの写真があった。山の鼻から至仏山(右)、小至仏山(左)を見上げる。

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これまで、ツアーでは、福島県側沼山峠からの日帰り尾瀬沼ハイキングを何度か、鳩待峠から尾瀬の中で泊って沼山峠へ縦走するハイキングに参加したし、個人では御池から入って長蔵小屋に泊って周回して戻るハイキング等で尾瀬を歩いているが、登山は諦めていた。ツアーのレベルは中級なので、私には無理だし、連れて行ってくれるベテランの山友さんも3~4年前からいない。

2年前から、自分で計画して、可能ならひとりで山に行くようになった。

そして、いくつかの目標をたてた。そのひとつがこれ。

つづく

(アップした写真は当時の写真をデジタルカメラで撮ったもの。今日の日付を入れ込んだままです(笑))

 

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ふたり掛けの席の間の肘掛け

今新幹線で遠出中。 ふたり掛けの席の窓際に座った。隣のビジネスマン風の男性が、さっさと肘を着いてスマホのゲームか何かしだした。隣に人がいたら普通遠慮するでしょう? 私は触れたくないので肩をすぼめて座っている。窮屈。親の顔が見たい。というか、もうそういう年齢じゃないね。周囲へのちょっとした気配りができないこういう輩は、ろくな仕事も出来ないだろうと思ったのだった。あーイライラ。でも直接文句を言うことは出来ない小心者の私(笑)

遠出の報告は改めて。

 

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