ケツァールの時々日記

米寿の母が胃癌になった!治った!の話から始めましょう

察して動くのは良い事? 母の事

父が倒れたのをきっかけに、介護を手伝う為に同居したのが、13年前、実の親子でも途中同居はそれなりに大変だ。

母は、農家の3人姉妹の長女で婿取りだった。父は農家の次三男、婿になった。でも親族の詰めが甘く(笑)、父は転勤族だった! 両親は農家を継げず、結果叔母が婿取りをして農家を継いだ。

母は、「お嫁さん」をしていないので、お山の大将で、少々尊大(失礼<(_ _)>)。下手に出たり、人に物を頼むのが苦手だ。

最初は、あれこれ指図されないのが楽だった。どこかに出掛けるのも自分からは要求しない。こちらがセッティングしてどこかに出掛けると、

「良かった、良かった。美味しかった。楽しかった。」とエンドレスに話している。

以前弟の単身赴任先に旅行を兼ねて泊まった時は、ただのマンションのお風呂なのに、

「ああ、良いお風呂だった」

と何度も繰り返し、弟共々、さもない事に大喜びする母を見てそのポジティブさに感心した。

 色々してあげると、大喜びしてくれる。

ただ自分から要求しないという事は、色々察して動かなければならないという事でもある。

察して、先回りして動く癖がついてしまった。

 

母が給湯スイッチの方向を見ると、

「お風呂入れるよ。お湯溜めたよ。」

ガスコンロの方向を見ると

「お湯を沸かすの?」

時計を見ると

「夕飯?もうすぐ準備できるよ」

こう書くと、かいがいしく世話をする孝行娘?(笑)

 

ある時、姉に言われた。

「あんたが居ないとお母さんしっかりしているよ。あんたが居ると依存的になるみたい」

それで、視線や、雰囲気で察して動く事を止めた時期がある。

母に頼まれてから動いたり、言葉で確認してから動いたり。

そうしたら、ぎくしゃくして殺伐とした雰囲気になったので、止めた。

たまに来る人はともかく、毎日顔を合わせている者同士、ぎくしゃくはいや。

 何か手を付けて、放置してあるのは日常茶飯事。しばらく我慢するが、本人も忘れてしまうので、黙って片付ける。本人に確認する事もあるが、大抵機嫌を悪くする。

母にどう接するのが良いのか、悩む。

 

庭のヒオウギ

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