前回借りた物
「貧困の僻地」 曽野綾子 新潮社
結局「人間の基本」しか読まなかった。
「貧困の僻地」は借りなおしたのに読まずに終わった。
他の2冊も借りなおしてもたぶん読まないような気がして、返却した。
2週間ってあっという間に過ぎる感じ。いろいろ雑多な事で読書にエネルギーがいかない。
夜テレビを観る時間が長いというのも大きな要因でもある(笑)。
というわけで、図書館通いはしばらくお休み。
友人から借りた本が何冊かあるし・・
前々回借りた本は
日本のアイドル、俳優のファンがたくさんいるとか
日本のアスリート(福原愛さんとか羽生結弦君とか)のファンがたくさんいるとか
日本の、本、コミック、アニメ、ブランドを好む人がたくさんいるとか
建築家、食品、薬への信頼が厚いとか
なるほどと思う内容だった。
偽ブランドとかいろいろな物の海賊版とか、お国柄だなぁと思うが、日本の物に対する興味関心、人気の高さの現れという事か。
日本はギネスに載る世界最古の国だそうである。
”中国4000年の歴史” (3000年、6000年、も聴いた事があるような?)
を信じていた私だが、どうも違うようだ。
真実はどこに?
この本を読んで、中国人で、日本のものを大好きな人がたくさんいるらしいという事はわかった。大嫌いだったら、たくさんの観光客が来ないだろうから。
いつだったか、関東時代の友人と銀座を歩いた事があったが、外国人の多さにビックリ仰天した覚えがある。数年前、大雪山縦走の為北海道に行き、旭山動物園に行った時や、層雲峡の宿に泊まった時も、大音量で耳に入るのは、外国語だったっけ。
全員に嫌われているわけではないかもしれないが、表向きの日本批判、日本攻撃のニュースを見聞きすると、なんとも気分が悪い。
そして今回読み終えて返却した本
とてもとても面白かった!
著者が教育改革国民会議の委員だった時、
”一年間の国民総動員奉仕活動”
を提案して、大反対にあったそうだ。
私はいいんじゃないかな、と思う。軟弱な若者が多すぎるような気がして仕方がない。「人間はみな平等」なんて教えたって、実際は全く違うし、差別も苛めもある。
「震災の時のマナーの良さは日本人として誇れるが、略奪なんて思いもよらない、ありえないとはなから考えているとしたら、過保護ゆえの危機管理能力の欠如ということだ」と著者は憂う。
「貧富の差があるからこそ、文化、芸術が発展する。格差が文化を創り出す。のっぺらぼうみたいな平等社会では文化も芸術も出てこないし、強大な富によるパトロネージなくして、レオナルドダヴィンチのような偉大な芸術家は決して現れない。不法な富の蓄積がない所に文化は生まれない。それが物事の両面性というもの。」と著者は言う。
すべての事に両面がある。本当にそうだと思う。
そして
高齢者故の甘えを良しとしない著者の潔さがあっぱれだなと思った。
気概を感じる。
先日の山で見つけた花 名前がわからない
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