ケツァールの時々日記

米寿の母が胃癌になった!治った!の話から始めましょう

母が怪我を負った。経過が不明。

 泊りのディサービスから帰宅した日、スタッフから、

「入浴時、足に酷い内出血を発見しましたが、経過が分かりません。湿布を貼ってあります。」

との報告。

その時は、

血液サラサラの薬を飲んでいるから、酷く見えるのでしょうね」

と、軽く反応して、患部を確認することなく送迎のスタッフを帰しました。

その日湿布を剥がして見る事をしなかったのは、内出血以上に、気になる事があったから。

いつもは右への傾きが強いのですが、この日は左への傾きが酷く、歩行もままならない感じだったのです。

ディサービスの看護師からは

「受診したほうがよいのでは?」

等のアドバイスもありませんでしたし、食欲は普通にあり、全量自力摂取でしたので、新たな脳梗塞を起こしたわけではなさそうでした。

夜間のトイレ介助は、立位保持が難しく、ほぼ全介助状態で、車椅子とベッド、便座の移乗もとても大変だったのです。

救急車を呼ぶべきか、ずいぶん悩みました。

こういう時でも母は夜『トイレに行く』と目を覚ますのです。

まあなんとか無事に朝を迎え、左への酷い傾きはなくなっていました。

(後日定期通院で主治医に聞いたら、一過性の脳梗塞だったかもしれないとの話でした)

その日は在宅日だったので、朝はのんびりです。貼り替えるべく湿布を剥がしました。

酷い打撲の中心が分かりました。内出血もかなりの酷さです。

血液サラサラの薬を飲んでる人が、転倒するなどして、頭部に酷い打撲を負うと、顔面にビックリするような内出血が現れるのを御存知でしょうか。そういう感じです。

ちょっとした打撲でない事は明らかでした。

2泊のディサービスに送り出す前、何事もなく過ごしたのは、私自身がよくわかっています。

母本人から痛みの訴えはそれ程ありません。

悩みながら1日過ごし、次の日、患部を見ると、腫れが酷くなっている感じだし、痛みも強くなっているようだったので、ディサービスを休ませ、受診する事にしました。

休みの電話をしたら、

「あ、そうですか」

と、軽い対応だったので、内心

『ナニ~』

それで、

「自宅では思い当たる事が全くないので、そちらで詳しく検証して欲しい」

と言いました。

受診し、昨年の3回目の受診で骨のヒビが分かった経験があったので、食い下がって、レントゲンに加え、CTも撮ってもらいました。

骨に異常はありませんでした。

それにしても酷い打撲跡と内出血でした。

母本人は、それを眺めては

「ひどいねぇ、どうしたんだろうね」

と他人事のような反応です。

認知症の人の怪我は真相究明が本当に困難です。

怪我をさせた当人、またはその場にいあわせた人間の申告を待つしかないのですから。

 

つづく・・

 

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