かつて、父が
それまでコーヒーを淹れる事を日課としていたのが、できなくなって、
認知症の症状が進んだ事を実感したと母が言っていた事を思い出します。
①コーヒー豆を必要量コーヒーミルに入れて、挽く。
②ろ紙を準備して、挽いたコーヒーを入れる。
③必要な水を入れて、コーヒーメーカーのスイッチon.
その手順が分からなくなったのです。
①と②を飛ばして③の水だけセットしてスイッチon。お湯だけがたまっていく等という事があったそうです。
母の場合の一例
仏壇でのひととおりの所作ができません。
①ロウソクに火を灯す(これは最初から私がします。マッチも本人から見えない場所に置いてあります)
②線香に火をつける
母が自発的にしますが、線香の中央を持って火に近付けたり、よく見えていないのか見当違いの所に差し出したりします。
③線香を立てる。これは大丈夫
④鐘を鳴らす
鐘の胴体を叩くのではなく、口を上から叩くので、殆ど音が出ません。毎回教えます。
⑤拝む
⑥火を消す
火を消す道具が分からない事があるので、教えます。
この②から⑥の順序がめちゃくちゃだったり、火を消してから、また鐘を鳴らして拝んだり、それを繰り返したり。
着脱・・手渡して、整えの介助をします。手渡さずそばに置くだけでもできるのかな?そういえば父は、ズボン下をシャツのように着ようとしていましたっけ。
入れ歯の着脱・・着ける向きに手渡さないとダメです。外すのは大丈夫。
食事・・箸やスプーンを上手に使えない。というのは手順に入るのかわかりません。食べこぼしがあるので、布ふきんを胸元に当てています。介護エプロンを使おうか悩み中。気の毒というか、悲しい。父用に買って使わずしまっておいたのがあるのです。
排泄・・トイレの場所は分かりますし、終わった後拭くのもわかります。トイレットペーパーの使い方がイマイチなので、今は私が介助しています。シングルペーパー20cm位って少なすぎると思いませんか?前からだったのかな?
手順とは関係ありませんが、父は家の中で迷っていましたっけ。
母を介助しながら、しきりに父の事を思い出します。
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