特別な気分を味わいたい時に入る喫茶店がある。
昨日、友人ふたりと入った。
ヨーロッパの老舗カフェにでも入ったような錯覚に陥りそうな雰囲気の店である。
いくつかのブレンドや単品の珈琲(この字が似合う(笑))があり、一番安くても1000円である。
注文を受けてからドリップしてくれる。
とてもとても美味しい。1000円でも納得の味である。
一客ウン(ウン十)万円というひとりひとり違うカップに入れてくれ、どういう名前かを教えてくれる。店の壁には一面カップが展示されている。それを眺めるだけでも楽しい。私のはロイヤルコペンハーゲンのなんとか、友人のはマイセンだった。もうひとりの友人のは・・忘れた。
いくつかのケーキセットがあり、私のお気に入りがパウンドケーキのセット1500円である。
厚く切ったケーキ2切れにチョコレートがかかった生クリームが添えられている。かなりボリュームがあるので、ひとり分を3人で食べようと、フォークを3本付けてね、と頼んだ。
運ばれてきたのを見てびっくり。
ひとり分ずつ盛りつけてくれていた。
本来2切れに切るのを3切れに切って、生クリームもそれぞれ添えられていた。
なんて粋な事をしてくれるものだ。
現役時代、職場の福利厚生のひとつで色々な催しの補助が出るというのがあり、その店のコーヒー教室に参加した事がある。ドリップでコーヒーを入れる時、そこで習った事を思い出しながら入れる。専用のやかんもその教室の後買ったのだ。
街に出た時、優雅な気分でお茶をしたい時、入る。
店員もそこで働いている事に誇りや喜びを持っている事がうかがえ、好ましい。
ところが、母、姉と入った時、嫌な思いをした事があり、印象が悪くなっていたのだ。店員のひとりが、高級店だぞ~!のようなオーラを出して、上から目線のような話し方をされ、
「この人何様?」
と、嫌な気分になった。ネットの口コミに書こうかと思う位だった。
でも、この粋なはからいのおかげで、その店の お気に入り度は一気に復活した(笑)
若い頃デミタスカップを少し集めた事がある。コース料理の最後にデミタスコーヒーを飲むわけだが、我家の食事では、登場の機会はない・・・
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