ケツァールの時々日記

米寿の母が胃癌になった!治った!の話から始めましょう

未破裂脳動脈瘤 その2 検査

紹介状を持って病院に行った。当時は土曜日に検査も診察もしていて、その日のうちに結果も出て医師の説明も聞けた。

最初の検査と同じく、左内頸動脈末端に約7mmの脳動脈瘤がある、との事だった。

ミッキーマウスの頭のような形をしていた。

医師「治療を奨める基準(ガイドライン)に該当するので考えてみてください。決めたら改めて来て下さい。」

ガイドラインを書いた用紙を渡され、色々説明をしてくれた。当時の治療方法には、クリップ術とコイル術がある事を教えてもらった。

 

年寄りを抱えている身では簡単に入院出来ない。

健康で頑丈だと信じて疑わない娘(私)が入院だなんだとなったら、母はショックを受けるだろう。

破裂するパーセントが低い。(年に1%、5年経ったら5%・・そういう計算になる?違うような気がする) 破裂しないで一生を送る可能性の方がずっと大きい。

10日間位ネットでも色々調べ、治療のリスクの方が大きい事、今母に教えたらショックでどうなるか心配だった事、入院となったら、留守の段取りがとても大変な事、当時は65歳まで延長雇用で働こうと思っていた事、等々考え、経過観察を選ぶことにした。

受診して、経過観察にすると話した。

医師「そうですか。それでは3ヶ月後にまた検査を受けて下さい。」

3ヶ月後、検査、日を改めて受診。(同じ日に診察を受けられない)

 変化なし。また3ヶ月後に、検査予約。

3ヶ月後に検査、日を改めて診察。

同じく変化なし。以後半年毎となった。

以後半年毎の検査を5回。その度に

「形がイビツなので治療した方が・・カテーテル検査だけでもしては?」

「気が変わったらいつでも来て下さい」

 

姉、弟には話していたが、母には黙っていたので、退職後は、検査や受診の為の外出をごまかすのが大変だった。

 

つづく

 

よろしければ・・