ケツァールの時々日記

米寿の母が胃癌になった!治った!の話から始めましょう

90歳の母が友人と携帯電話で話している図(笑)

母が同年代の友人と待ち合わせるそうだ。

デパートの友の会に入っていて、年一回観劇ができる。そのチケットを貰いに行くとの事。前回かその前か、その友人と時間と待ち合わせ場所を決めていたにもかかわらず、なかなか会えなかったというエピソードがある。

母が、決めた時間や場所に自信がなくなり、チケットカウンターに行ってしまったり、また戻ったりとウロウロした事が原因で、友人に迷惑をかけたそうだ。

後で聞いて、

「お互いに携帯電話を持っているのだから、電話すればよかったじゃない。でなければ、私が家にいたのだから、私に電話するとか考えなかったの?」

携帯電話の事を全く考えなかったそうだ。

その時、私は『あぁ認知症状が進んだな』と内心ショックを受けた覚えがある。

大したことではないのに、パニックに陥るという事なのだと。

その後そういう事が続いたわけでもなく、ホッとしたのだった。

 

そして、今回

母は当日の朝、場所と時間を確認しようと友人宅に電話をしていた。

出ない。

友人はかなり耳が遠くなっているので、別の部屋にいると気付かない事もあるそうだ。

何度かかけても出ない。

「携帯電話にかけてみたら?」

(不携帯電話のquetzalさんと呼ばれる私が言っても少々説得力に欠けるが・・)

母が「出るかなあ?」とつぶやきながら自分の携帯電話でかけたら・・なんと、出た!

午前中所用で外出していたそうで、出先で携帯電話に出てくれたのだ!

これは画期的な事!

90歳と89歳の老婆が携帯電話で話している図をご想像あれ🎶

時間と場所を再確認して、母は楽しそうに公共交通機関で出かけて行った。

帰ってきたら、私は自分の整形外科通院に出掛けようと思っていたのに、なかなか帰って来ない。あのよろよろの杖歩行の母を見ていると、無事帰宅した姿を確認しないと落ち着かない。

出かける時、「送ろうか?」と声をかけたら、「大丈夫」と断られたのだ。

母は帰りのバス停で、「もう出かけていいよ」とメールをくれたのだが、私はたまたま気付かなかった。帰って来て、言われてメールを見たら、意味不明の文章で可笑しかった。

デパートの催しを見て買物をして、たっぷりお喋りをしてきたそうだ。

 

先日の東京での友人とのお喋りの中で、友人達はそれぞれ、お連れ合いのご両親も含め全員見送ってしまっているので、介護の話はないのだが、母の、公共交通機関で出かけるとか、携帯電話を使うとか、メールをするとかの話に、

「立派なものじゃない」

と言われた。

それはそうだけど・・

日々いろいろあるわけでして。

でもまあ今回の、携帯電話が役立ったという話、よいと思いませんか?

 

名前がわからない庭の花

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 母は名前を知っている庭の花 教わったけれど忘れた‥

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