ケツァールの時々日記

米寿の母が胃癌になった!治った!の話から始めましょう

歯の無い人の食事

母が義歯のない生活になって、もう3週間になります。

下の義歯は無事ですが、自歯は虫歯だし、上は、義歯は壊れ、残った歯もダメ(抜歯対象)なので、食べ物を噛み切る事ができません。

*主食 

普通のご飯を食べる事ができないので、電気釜のメニューの”お粥炊き”で全粥を炊きます。この電気釜のメニューは、去年胃の手術後、家での食事作りの時、発見しました。五分粥も作れ、助かりました。1日置きに1合炊きます。

昼食は麺を茹で、みじん切り器(後述)で粉々にします。(自分でしています)

*副食

最初はシチュー的な物を作って、ブレンダーでポタージュにしたり、普通の料理を軟らかく作って、ブレンダーでペースト状にしたりしました。でも、ブレンダーは形がすっかりなくなり、味気ないと、母には不評。今はあまり使わないかな。

スーパーなどで、手動のみじん切り器の良いのがないか探しましたが、かさ張る物が多く、卓上で手軽に使える物がありません。ネットで探したら、送料込みで1000円というのを見つけました。器に盛った状態で上から押し切るタイプで、押す毎に刃の向きが変わっていきます。チャチな作りですがなかなか優れ物です。

他の強い味方は、キッチンバサミ。食卓で大抵の物は粉々に切り刻んでいます。(もちろん自分で(笑))

魚類は身が柔らかく繊維が細かいのでそのまま食べる事ができます。

豆腐・卵も蛋白質源として大活躍。

 

食事作りの時に、そのまま食べるようなトマト等の生野菜はみじん切りにしてあげますが、軟らかく料理をする事を心掛けるだけで、殆ど、自分で食べやすく切り刻んでいます。リンゴは自分ですりおろしています。間食はカステラ的なもの、クッキー、饅頭等OK。

母の、食べる事に向ける情熱がすごい!

胃癌の後はなかなか食欲が戻らず、このまま衰弱していくのではないか心配しましたが、今回は、ちょっと引き加減(笑)です。

食べ始めるまでが手間だし、食べるのも時間がかかるので、大変ですが、大丈夫そうです。

歯磨きも頑張っているようです。私も機嫌を損ねない程度に何気なく声を掛けます。

影響を受け、私まで丁寧に口腔ケアをするようになりました(笑)。

 

介護食で、きざみ食・極きざみ食・ペースト食等がありますが、手間がかかっても、きざみ食、極きざみ食、それも食材毎にというのが良いのでしょうね。

作る側は、

「ブレンダーで一気にウィ~ンとポタージュにすれば簡単なのに」

と思いますが、

食べる側は、味気なくて、食べる楽しみがなくなるというのは気の毒ですものね。

 

歯のない生活が、当分続きます。外食できないのが気の毒です。

お正月に間に合うとよいのですが・・

 

 シロタエギク

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