母の事を書いていて思い出した。
母方の祖母は、過干渉、過保護で、宿題の日記の文章まで「こうこう書きなさい」と指示するような親だったそうだ。母の結婚後もあれこれ指示して管理的だったそうだ。
頼りになる祖母だったが、一族に君臨していた。
初めての孫だった姉をとてもかわいがったが、やはり同じように過干渉だったそうだ。姉が出産の為里帰りしていた時、丁度祖母が滞在していて、新生児の扱いに干渉するので、姉はそれでなくても神経質になっているのに、更にピリピリして家族は大変だった。母は母で板挟みになって大変だったようで、珍しく体調を崩した。
そういう祖母に育てられたので、母は、子供を過保護にしない、過干渉に育てない、と決めていたそうだ。なので母の子育てはとてもそっけなかった。母なりに可愛がってくれたそうだが、子供から見ると、可愛がられた実感がない。姉は第一子なので可愛がったと思うが、姉もあまり実感はないみたい。例外は弟、ひとり息子は可愛くて可愛くてといった感じだった。大人になっても、60過ぎのじいさんになっても変わらないみたい。娘二人とはっきり差別していた。息子が可愛いと公言してはばからない(笑)。
そっけない子育てのエピソードをひとつ
姉が子供の時、雨が降りそうだったので、姉が母に聞いた。
「長靴を履いて行った方がいい?」
母
「じゃああんたは、お母さんが片方運動靴、片方長靴を履いて行きなさいと言ったら、その通りにするの?」
姉
「・・・」
母は自分で考えて行動してほしいという思いだったのだろうが、自分の親が
一挙手一投足指示をするのに辟易していたとはいえ、よく言うよなあと思う。
何かの折りに話題に上るエピソードである。
今の母は
「今日の天気は?晴?雨?気温は?」
「今庭に出たら蚊に刺されるかなあ?」
「今から散歩に行ったら、雨は大丈夫かな?暑いかな?」
私の返事?
ご想像にお任せします(笑)
庭のマツバボタン これもこぼれ種で毎年あちこちに咲く
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