ケツァールの時々日記

米寿の母が胃癌になった!治った!の話から始めましょう

未破裂脳動脈瘤 その8 手術(コイル塞栓術) 

手術当日

 内服

手術着に着替える(肩が紐で結んである、カテーテル検査の時と違う物だった)

荷物をまとめロッカーに預けるべく姉に託す

同室の方々に挨拶をして、歩いて手術室へ

手術台に寝て、「これを入れるのですよ」とプラチナコイルを見せられた(たぶん)

麻酔をかけられ意識が無くなった

 

声を掛けられ、意識が戻り、目に入ったのは主治医と姉の顔

ICU

酸素マスクを外されたが、うつらうつらすると血中酸素濃度が落ちるらしく、鼻チューブの酸素を着けられた。

名前、生年月日、場所、月日を何度も何度も聞かれる。

挿管されていた為か声がかすれうまく話せない。

うつらうつらがなくなった夕方から、辛いこと辛いこと。

右腕には血圧計が着いていて、定期的に計測される。その度に腕が締め付けられ目が覚める。心電図のパッチも着いていたと思うが、ここは記憶が曖昧。左の前腕には点滴の針。右足は固定、尿管も着いて、身体の自由が利かない。

それでも夕食がきた。チューブのゼリーを自分で食べた。こういう状態でも歯磨きはきちんとさせられた。

腰が痛くてたまらず、湿布を貼ってもらう。頭痛も酷くて、薬をもらった。

見える範囲は限られているし、ド近眼の私は眼鏡がないと周りがよく見えないが、開頭手術をしたらしい人が呻いたり、とんちんかんな事を言ったりしているのが聞こえたり、真夜中に救急搬送されたらしい人が入ってきたり(たぶん)。緊迫した雰囲気の中、看護師が動き回っていた。

ICUは意識のない状態で過ごす人が多いのだろうが、私は、痛いし身動き取れないしで眠れない長~い長~い夜を過ごしたのだった。

手術後2日目 午後病室へ

繰り返し名前その他を聞かれる。

朝食 おにぎり1個 ヨーグルト おかず少々 歯磨き

病衣へ着替え 清拭 陰部洗浄 湿布 看護師さんの手際の良さと安心安楽さに感謝!

昼食 おにぎり おかず少々 歯磨き

午後元の病室へ

顔ぶれも同じで、皆さんと再会を喜んだ。姉も来ていて少し話す。間もなくベッドのままMRIへ呼ばれ、それを機会に姉は帰宅。

ベッドは30度まで起こせるようになり、少し視野が広がる。夕食は側臥位で摂った。

頭痛が酷く、痛み止めをもらい、氷枕もあててもらった。

点滴と、尿管で寝返りもままならず、腰痛、頭痛で眠れない。肌着を着ていないのでスース―して寒い。

 

つづく

 

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