最初に読んだのは姉が置いていった文庫本(エッセイ)
「ほんとに「いい」と思ってる?」
目からウロコの痛快な内容だった。
中でもプリティウーマンの話が最高だった。
私はいい年をしてお伽噺的な物語が好きで、このシンデレラ物語が好きだった。ジュリア・ロバーツの色々なドレスが素敵だったし、ハイライトの深紅のドレスは惚れ惚れした。でも、確かに筋立てに無理があるなとは思っていた。だから、このエッセイを読んで、ものすごく納得だった。
そういえば、マイフェアレディも同じ。筋に無理があるよね。
それはともかく、その後も彼女の痛快なエッセイを何冊も読んだ。
世代が近い(失礼、あまり遠くない)ので「そうそう」と思う事がたくさんある。
文章を書く人ってすごいなあと思う。
よくぞ言ってくれました!
よくぞ表現してくれました!
と思う文章に出会うと嬉しくなる。
そしてある時、友人が貸してくれた本の一冊が
「昭和の犬」
著者を見ずに読んで、後で姫野カオルコだと知った。
直木賞をとった本である事も後で知った。
犬の事を描いているが、実際は主人公の話。著者の話。暗いけど、心に残る。
彼女のエッセイの底に流れている物がわかる感じ?
昔から読書感想文は苦手なので(笑)うまく表現できない。
小説はこれしか読んでいないので大層な事は言えない。
エッセイはとにかく面白い。特に彼女に近い年代の方にお薦めしたい。
よろしければ・・