ケツァールの時々日記

米寿の母が胃癌になった!治った!の話から始めましょう

好きな作家 姫野カオルコ

最初に読んだのは姉が置いていった文庫本(エッセイ)

「ほんとに「いい」と思ってる?」

目からウロコの痛快な内容だった。

中でもプリティウーマンの話が最高だった。

私はいい年をしてお伽噺的な物語が好きで、このシンデレラ物語が好きだった。ジュリア・ロバーツの色々なドレスが素敵だったし、ハイライトの深紅のドレスは惚れ惚れした。でも、確かに筋立てに無理があるなとは思っていた。だから、このエッセイを読んで、ものすごく納得だった。

そういえば、マイフェアレディも同じ。筋に無理があるよね。

それはともかく、その後も彼女の痛快なエッセイを何冊も読んだ。

世代が近い(失礼、あまり遠くない)ので「そうそう」と思う事がたくさんある。

 

文章を書く人ってすごいなあと思う。

よくぞ言ってくれました!

よくぞ表現してくれました!

と思う文章に出会うと嬉しくなる。 

 

そしてある時、友人が貸してくれた本の一冊が

「昭和の犬」

著者を見ずに読んで、後で姫野カオルコだと知った。

直木賞をとった本である事も後で知った。

犬の事を描いているが、実際は主人公の話。著者の話。暗いけど、心に残る。

彼女のエッセイの底に流れている物がわかる感じ?

昔から読書感想文は苦手なので(笑)うまく表現できない。

小説はこれしか読んでいないので大層な事は言えない。

 

エッセイはとにかく面白い。特に彼女に近い年代の方にお薦めしたい。

 

よろしければ・・