ケツァールの時々日記

米寿の母が胃癌になった!治った!の話から始めましょう

胃癌 その7 手術 

手術 入院3日目 胃癌発見18日目

家族は8時前に病院へ。本人は既に点滴が始まっていた。手術着に着替え車椅子で手術室へ。そこから歩いて中に入っていった。9時30分開始。

家族は荷物をまとめてディルームで待機。その病院はICUがないので3日間個室に入ることになっていた。ICUがないんだ。

手術時間は3時間位と言われていたが、実際は4時間余りかかった。腹部の皮下脂肪が多かった事と胃が大きかったからとの事だった。声掛けに応答しひと安心。

医師から説明を受けた。予定通り胃の半分を切除したとの事で、切除した胃を見せられた。内視鏡の画像そのまま、きれいな(?)クレーター状の物だった。

 

挿管していた為声を出し難そうだった。酸素マスクを着け、鼻腔は胃からのドレ-ン、背中からは硬膜外麻酔の極細の管、腕には点滴の管、胸にはモニターのパット、腹部にはドレーン、尿管、ふくらはぎには血栓予防の装置、管だらけで痛々しかった。

痰が絡むが出せない。吸引すると、苦しいし傷が痛むので、自分で出すようにした方が良いと看護師に言われて、傷を押さえてあげ、少しずつ咳き込み痰を出すようにした。

思い出した!胸を軽く叩きながら(タッピング)咳をすると痰が出やすくなるんだった。その後は割に楽に出せるようになった。私、介護福祉士でした。医療分野の研修で教えてもらった事がある。

個室は家族の付き添いができるというので、その晩は姉と付き添った。300円で布団を借り交代で寝た。付き添えるというのは個人病院ならではかな?弟は手術が無事終わったのを確認して帰った。弟は定年を過ぎているが延長雇用中なので、手術日は休暇をとったが明日は仕事。姉は自由業なので調整可能。私は延長雇用を早めに辞めた年金生活者。まだリタイヤしたくない気持ちがあったりなかったり。

その晩は看護師が1時間毎に様子を見に来てくれた。

痛みを訴えるので痛み止めを入れてもらったり、体の向きを変えてと言うので変えたりした。人によっては混乱して管を抜いてしまう人もいるそうだが、私達が付いているせいか、割に落ち着いていた。