ケツァールの時々日記

米寿の母が胃癌になった!治った!の話から始めましょう

胃癌 その5 入院まで

入院まで

診察から4日後(胃癌発見18日目)の入院となった。

入院までにしなければならない事

 

・持ち物の準備‥‥私の入院時の物の多くを、そのまま流用。蓋つきストロー穴つきカップ(100均)、タオル、バスタオル、タオルケット等々。入院についての説明でその病院はアメニティのシステムを導入していた。初めて聞くシステムで、内容を読むとどうもしっくり来なくて、強制ではないという事なので、当初利用しないつもりだったが、利用せざるを得なくなった。病院の効率を優先し、関係する業者を儲けさせるシステムのように思われてならない。

共通で、パジャマ、スリッパ、歯磨きセット、入歯ケースと洗浄剤、ボックスティッシュ、フェイスタオル、バスタオル、テレビイヤホン、ディスポおしぼりは個人に提供され、共用でリンスインシャンプー、ボディソープが付いていた。他に身体状況で三段階あり、*自立のレベル、*自分でトイレに行くがリハビリパンツ、尿パット使用のレベル、*紙おむつ使用の寝たきりレベル、というもので、母は前半自立、後半中間のレベルになった。13日の入院で約8000円かかった。

私が入院した病院は、どちらでもよいが1日70円でパジャマを借りるシステムがあっただけ。着物式(作務衣みたい)のそれを私は(以前の入院時も)借りた。検査時1日動けない為尿カテーテルを入れ、おむつを着けたので、おむつ代1枚分(67円)請求された。

以前父が別の病院に長期入院していた時は、寝たきりだったので、紙おむつ、尿パット、フラットおむつをドラックストア(安い所を見つけて)で買っては補充していた。医療費控除の為領収書も忘れずにもらっていたっけ。寝間着は病院のだったと思う。今年13回忌の人の話なので情報が古い‥

・美容院へ行く(さっぱりとした髪だと病人病人しないだろうと)

・必要な人への連絡

包括支援センターの担当者へ。私が経過の説明とディサービスをしばらく休むことを話した。展開が早くて、本人は胃の調子が悪い話までしかしていなかった。

習い事「大人のピアノ」本人が1ヶ月休む事だけ連絡

本人の華道教室 お弟子さん数人だけの小さな教室。電話(は本人)とメール(私が代わって)で1ヶ月休む事を連絡。病名は伏せ、10日位入院するので休みます。という連絡をした。必要な人には代講を頼んだ。診察と入院までの日にちが少なかったので直接言えなかった。直接言えたとしても、言わなかったかも。

親しい友人 胃が悪いから10日位入院するとだけ言っていた。

妹(私の叔母)毎週電話でおしゃべりするのを楽しみにしている親しい間柄。いつもの雑談だけしかしなかった。よけいな心配をかけるからとの事。

 

切れば治ると言われても、高齢で全身麻酔で‥となると何が起きるかわからないわけで、手術がうまくいっても、予定通り回復するかどうかもわからない。事前に不確実なことを言っても、心配させるだけなので、胃癌である事は包括支援センター担当(ディサービスも)に知らせただけだった。

 

・楽しむ

手術後は食べたい物を食べられなくなるので、おいしい物を食べよう!

しばらくは温泉に行けなくなるから温泉に行こう!

しばらくは遊びに出かけられなくなるので遊びに行こう!

ということで、郊外にドライブに行って自然を愛で、日帰り温泉にのんびり浸かり、和食レストランで美味しい和食膳を楽しんだ。

 

 

転移がなく胃の半分を切れば治る、という医師の話を聞いて、ひとまずほっとした。入院、手術となったら、しばらく自由時間がなくなるだろうから、入院の前に1日自分の為に使った。近くの山に登って、景色や花を楽しんだ。実際は入院中も身内が交代してくれる時間があったので、近くにハイキングに行き息抜きをした。

自分のカルチャーは1ヶ月休んだ。時間がとれないわけではなかったが、その気になれなかった。

友人とのランチやおしゃべりは、検査期間中、時間が合ったので楽しんだ。もちろん言わない。

別の友人2人には言わざるを得なかった。一緒にツアー旅行に申し込んでいたから。現地集合の国内旅行だったので、飛行機代のキャンセル料が痛かった。早割というのはこういうリスクがあるんだね。納得。