姉が滞在中のある日
私は庭仕事中
母もいつものようにキヌサヤの収穫やできる範囲の草取り等して、家の中に入るべく玄関に回って行くのが視野に入りました。
大抵居間や広縁から直接庭に出るのですが、この日は玄関から出て来たようです。
庭仕事の区切りがついたので、私も家の中へ入りました。
姉
「お母さん、玄関の前で転んだんだって」
私
「どこか痛めなかった?大丈夫だった?」
大丈夫だったそうです。
庭に出る時、杖を使わずに歩く事が多いので、気にはなっていましたが、杖を使わないで歩く時は、両足を広げ、ちょこちょこと歩き、転びにくい歩き方なので、油断していました。
本人もショックだったようで、以後必ず杖歩行をしています。庭に出る時は、母の実母(祖母)が使っていた、かなりがっしりした木の杖を使うのです。父も使っていました。見てくれは悪いのですが、太くて安定感があって、良いのです。
ウォーカーは土の上は適さない感じです。
家の中を歩く時
「周りに掴まって、足に重心を乗せて正しく歩いたら?」
と、懲りずに時々アドバイスしますが、聞き入れる母ではありません。
骨折直後から言い続けましたが、治りませんでしたね。
理学療法士さん、最初にしっかり確実に指導して欲しかったな。
まぁ本人の意欲とか心の柔軟さとか向上心とかの問題でしょうけどね。
一日に歩く歩数だけを基準にしているあの頑固さは修正が効かないようです。
あ~あ
もうひとつ
これは私がショックで、姉や弟に言う気にならなかった出来事です。
ある日、習い事の楽器の練習をしていた私の耳に
『どん!』
大きな音が入ってきました。
え!何!何が起きたの?
どこからの音かわからないまま、周囲を見ながら母の部屋に行きました。
母がベッドの足元に仰向けで倒れています。
大きな音は、母が頭を床に打ち付けた音だったのです。
ベッドに腰掛けようとして、端すぎて滑り落ち、仰向けに倒れたようです。
音の割にはさほど打ち付けたわけではなかったようで、コブにもならず、痛みもなく、事なきを得たのですが、傍にはテレビ台があったので、そこの角にぶつけなくてよかったと思いました。
頭をぶつけた事による、”外傷性硬膜下血腫” 等とという事になったら大変でした。
こういう事があると、ひとりで留守番しているとか、ひとりで出掛けるとかが心配になります。
だからといって、いつもそばにいる訳にもいかないし。
悩ましい・・
今年の弟夫婦からの母の日のお花は花束でした
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