母が呼んでいる。
「サルスベリの近くに綺麗な白い花が咲いているよ。見てごらん。」
見に行った。
私
「夏椿(沙羅双樹)でしょ。毎年咲いているよ。」
母
「そうだっけ？」
母の頭の中はどうなっているのだろうか？
印象的な事は繰り返しエンドレスで話すのに･･
彼女の最近のブームは､紀州のドンファンの事(笑) 繰り返す 繰り返す
母は昔から三面記事的な話題が大好き。
そういう話題は昔の事もすぐ出てくる。
お花は好きだし、詳しいはずなのに、忘れるのだろうか。
こういう事があると､私
「日々新鮮でいいね。」
と、ふたりで笑い合う事にしている。
人の事を言っている場合ではない。相変わらず探し物が見つからない私。
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母が同年代の友人と待ち合わせるそうだ。
デパートの友の会に入っていて、年一回観劇ができる。そのチケットを貰いに行くとの事。前回かその前か、その友人と時間と待ち合わせ場所を決めていたにもかかわらず、なかなか会えなかったというエピソードがある。
母が、決めた時間や場所に自信がなくなり、チケットカウンターに行ってしまったり、また戻ったりとウロウロした事が原因で、友人に迷惑をかけたそうだ。
後で聞いて、
「お互いに携帯電話を持っているのだから、電話すればよかったじゃない。でなければ、私が家にいたのだから、私に電話するとか考えなかったの？」
携帯電話の事を全く考えなかったそうだ。
その時、私は『あぁ認知症状が進んだな』と内心ショックを受けた覚えがある。
大したことではないのに、パニックに陥るという事なのだと。
その後そういう事が続いたわけでもなく、ホッとしたのだった。
そして、今回
母は当日の朝、場所と時間を確認しようと友人宅に電話をしていた。
出ない。
友人はかなり耳が遠くなっているので、別の部屋にいると気付かない事もあるそうだ。
何度かかけても出ない。
私
「携帯電話にかけてみたら？」
（不携帯電話のquetzalさんと呼ばれる私が言っても少々説得力に欠けるが・・）
母が「出るかなあ？」とつぶやきながら自分の携帯電話でかけたら・・なんと、出た！
午前中所用で外出していたそうで、出先で携帯電話に出てくれたのだ！
これは画期的な事！
90歳と89歳の老婆が携帯電話で話している図をご想像あれ🎶
時間と場所を再確認して、母は楽しそうに公共交通機関で出かけて行った。
帰ってきたら、私は自分の整形外科通院に出掛けようと思っていたのに、なかなか帰って来ない。あのよろよろの杖歩行の母を見ていると、無事帰宅した姿を確認しないと落ち着かない。
出かける時、「送ろうか？」と声をかけたら、「大丈夫」と断られたのだ。
母は帰りのバス停で、「もう出かけていいよ」とメールをくれたのだが、私はたまたま気付かなかった。帰って来て、言われてメールを見たら、意味不明の文章で可笑しかった。
デパートの催しを見て買物をして、たっぷりお喋りをしてきたそうだ。
先日の東京での友人とのお喋りの中で、友人達はそれぞれ、お連れ合いのご両親も含め全員見送ってしまっているので、介護の話はないのだが、母の、公共交通機関で出かけるとか、携帯電話を使うとか、メールをするとかの話に、
「立派なものじゃない」
と言われた。
それはそうだけど・・
日々いろいろあるわけでして。
でもまあ今回の、携帯電話が役立ったという話、よいと思いませんか？
名前がわからない庭の花
母は名前を知っている庭の花 教わったけれど忘れた‥
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関東時代親しかった友人２人と１年半ぶりに会うために東京へ出かけました。
当時の別の同僚主催の催しのお誘いを受けたので、それを機会に会う事にしました。
大人の休日倶楽部パスの時期は今月末から７月にかけてなので、単に３割引きだけですが、何かきっかけがないと、出て行けないのでまあ良いかなと。
催しの場所は有楽町と新橋の間だったので、前後に銀座をぶらつきました。
折しもこの日は時の記念日、和光の時計塔がお休みでした！
１年に１度の光景を見る事ができました。
その後、友人が
「誰かと一緒じゃないと入る勇気が出ないから今日は入ろう！」
と提案。入ったのは
Ginza Six
高級ブランドのお店が並ぶ中、三婆(笑)があちこち冷やかして歩きました。
楽しかった！
外国の団体さんとか、普通の買い物客等もたくさんいて、それ程敷居の高い感じはしませんでしたが、ひとりではやはり無理そうです。
催しの元同僚に３人でお祝いをして、辞去。
ランチは銀座ライオン。前回は新橋のライオンでした。レトロな雰囲気が良いですね。
その後、もうひとりの友人提案で、東京都美術館の
プーシキン美術館展へ
とてもとても良かったです。
友人のひとりは２回目でしたが、何回でも良いと言っていました。
首都圏の人は良いですね。芸術、文化に触れる機会に恵まれているのですものね。
そして、シニア割引にも感謝！
音声ガイド分に充てることができました。
お隣は上野動物園なのですね。パンダを見に来た人が多かったのかな？
庭の金魚草
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遠出の前に大事な物を家の中に隠した話を書きましたが、その後どうなったか？
まだ見つかりません。
困っていないか？
実はあまり困っていません。
何を隠したかというと、各種IDとパスワードのメモなのです。
日頃はパソコンのそばにあるのですが、万が一泥棒が入ったらまずいよな、持ち歩くのもまずいよなと、とある場所に隠しました。
ところが、その
"とある場所"
を思い出せません。
そして何故あまり困っていないかというと、しょっちゅう使うものは頭に入っている事が分かったから。
まあ最終的には、登録し直せばよいのですから、支障はないのですが、場所を思い出せないという事にめげております。
一方で必要な何種類ものID、パスワードは、頭に入っていたという矛盾が可笑しくて。
さて私の脳老化をどう見るべきでしょうね。
現在東京へ向かう新幹線の中です。
乗る前にトイレに行き、個室に傘を忘れ、ホームから取りに戻りました。時間に余裕があって良かった！
毎日何かしらドジを踏んでいるような気がします。
今日の東京日帰りの話は、改めて。
庭のサンチュはジャングル状態
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窓口に「障碍者手帳をお持ちの方はお申し出ください」との掲示があったので、母の障碍者手帳を見せました。
（母は大腿骨頸部骨折の為人工関節置換術を受けているので、障碍者手帳４級２種を持っています）
そうしたら、姉と私の２人分の入場料3700円（ひとり1850円）の請求でした。
障碍者は免除なのですね。
車椅子の準備もあり、場内は多少坂はあるものの、基本的にバリアフリーだったので、母はすべて見学できました。
いろいろな意味で感謝！
兼六園で
65歳以上は無料だそうです。ただ証明書の提示が必要で、私達の前の御夫婦の男性は証明書を持っていなかったので、入場料を払ったみたいです。しばらく抗議していました。「うち(東京だったかな？区の名前を言っていたような？)は自己申告でOKなのにヽ(`Д´)ﾉﾌﾟﾝﾌﾟﾝ」とかなんとか。
そういえば、母と名古屋の明治村に行った時、90歳近い母がシニア割引を受けるのに（私はまだ65歳未満でした）、証明書を見せて下さいと言われ、違和感を覚えたことを思い出しました。窓口の若い女性、マニュアル通りにも程があるなと思ったのでした。”証明になるものを必ず確認する事”というマニュアルだったのでしょうね。
我が地元にもいろいろ割引がありますが、最近は割引を受けるような施設に行っていません。身近な所では映画館のシニア割引1100円(笑)ですが、最近観ていません。母が、「万引き家族」を観たいとつぶやいています。段取りを考えねば。
おまけ
旅行で使った旅行雑誌を、帰った次の日にネットで売りに出したら、即売れました。
送料込みで定価の半額で売ったので、純益は300円足らずですが、必要な人にお手頃価格で買ってもらえて気分が良いです。
断捨離は着々と進行中！ のはずでしたが、
10000円貯まるのを待っていられず、山用品をいくつか買ってしまいました。買わなければ、もう10000円以上になっていたのですがね。
トレッキングシューズ
山シャツ
山ズボン
どれもお手頃価格で、品物も良く、成功でした。
ジャガイモの花 今年は大成功 今はもう花は枯れました
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昔は登山道に普通に咲いていた高山植物が、心無い人間の盗掘によって姿を消してしまう事があります。
悲しい事、情けない事ですが、登山人口が増えるとこういう事も多くなるのでしょうね。
私が毎年歩く登山道に咲いていたツバメオモトが、数を減らし、遂に見る事ができなくなって、20年以上経ちます。15年位前、西穂高独標に行った時、下りで上高地少し手前に群落があって、感激して以来、見る事はありませんでした。
秋には瑠璃色の実をつけそれはそれは綺麗なのです。
花情報によると、地元の山で見る事はできるのですが、私が個人的に行ける山のレベルではなく、諦めていました。（ネットの花情報も、心無い人間が悪用する事もあるので、広く公開せずに、個人的なつながりの中で情報交換する事が多くなっています。）
それが、先日の山ツァーで会えたのです。
ツァーなのでじっくり眺めたり、上手く撮影したりはできませんでしたが、満足です。
このツァー、申し込んでいたツァーが催行中止になって、仕方なしに申し込んだツァーだったのです。
行ってみたら、ガイドさんはとても良いし、山もとても良いし、天気も良いしで最高でした。何が幸いするか分かりませんね。
累積標高差約1000ｍ、約12km、約７時間の行程で、かなりのトレーニングでした。
遠くの山がとても綺麗でした。
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